「・・手繋ぎませんか?」 「あはは、はい喜んで」 私たちは私たちなりに。 1歩ずつ近づいて行けばいい。 「何乗る?」 「ジェットコースター!」 「了解」 行ってみると、たくさんの行列。 最高尾に並んだけれど。 「美鈴、笑って」 「見て見て、あの噴水きれい」 と言って、カメラのシャッターを押すのに夢中。 さすがカメラマン。 プロ意識ってやつなのかな? 「ねえ、淳希」 「何?」 「1つお願いしたいことがあるんだけど・・」