XX年 4月16日 今回のクラスでもやはり、藍は友達がいないようだ。 優しい子なのに人づきあいが下手なのは、家庭環境に原因があるのだろうか。 父子ふたりきりの生活で、藍にはいつも寂しい思いをさせている。 せめて兄弟でもいれば、もう少しマシなのかもしれない。 ―――――――――― XX年 7月10日 彼女と相談して、こんどの夏休みに藍を星名島に連れて行くことに決めた。 あそこには彼女の息子の那智くんがいる。 藍にとってこれが、良い出逢いになることを願う。