「そうですか、彼女は優秀な部下です。失礼がなければ問題はありません」 淡々とした口調。 「また、ご一緒したいわ」 あたしは微笑みで返した。 「珍しいですね、あなたがよく知らない方に興味をもつのは」 秀麗な顔立ちは僅かに変化も見せない。ただ、柔らかく笑っただけ。そうね、珍しい。 だけど、全てあなたのせい。 食事が終わって当たり前の様に彼に抱かれる。 甘いキス。 熱い指先。 触れる温度。 そして、 改めて感じさせられる 冷めた感情。