外側から見れば、何の変哲もない家。 父親に腕を掴まれて無理矢理その中へと入る。 部屋の造りさえも、普通で不気味。 でも…私の部屋と言って通されたのは、酷いものだった。 其処には、机とタンス、それからベッドしかなかった。 必要最低限以外のもなんて、何もなかった。 「毎日学校へ、送り迎えする。逆らうな、絶対に」 そう、まるで死刑宣告のような気分になった。 いつ死ぬかわからない恐怖、そんな気さえした。 「トイレは、そこにある。食事も運ぶ、だから部屋からは学校以外では、でるな」