久しぶりの先生の家に、大した変化は無かった。 というか、隣なので部屋の造りは同じだから、あまり気付かなかったのかもしれないけど。 ソファに座れば、目の前にコーヒーが出された。 「ありがとうございます」 夏も終わり、冬へと足を突っ込んでいる今の季節、温かい飲み物は美味しい。 湯気が、もくもくと上にあがり、消えていく様子を見ていたら先生は、私に近付いた。 「美空」 「はい」 呼び捨てにされることに、慣れるのは困る。 自然な感じになってるけど、本来は不自然なんだからね。