「天使、いってきまーす!」


すっかり、わたしの屋根ウラに

住み着いた天使

ふてくされて

やっぱりマンガを読んでる天使

ほんと、

何しに下界(?)に来たんだか



「今日は始業式だけだから

帰ったらまた

公園行こっか」



あんまりかわいそうなので

そう言ってみた


すると

マンガから顔を上げた天使は

目をキラキラ輝かせていた



「ほんとかーーーっ」



単純…



「ほんとだから、

いい子にしてなさい!」


お姉ちゃんぶって

言ってみる