二つ目の爆弾。
それは、私が兄貴の影響で若干ゲーマーという事。
と言っても、やるのはあるジャンル

―――― ホラーだけ。

では最後、三番目だけど……

三番目 は 男の趣味だ。
私はそれが昔から、それが異常な事だと気付いていた。
本当に有り得ない と 自分で思う。


私の中の爆弾。いや、核兵器。


私の男選びは……


(臭い、イケメンでもこの匂いなし)


匂いなのだ。

香水とかじゃない、身体から醸しだされるフェロモンにしか興味ない。
だから、男の匂いをチェックする。
その為には香水が邪魔で、おかげで香水がこの世の中で1番嫌い。
スプレーとか汗拭きシートはいい。
シャンプーも好きだけど、香水は大嫌いなんだよ。

「のはなー!」

「彼方、どうしたの?」

チェックを終えた私に笑顔で走り寄ってきたのは、相島彼方。
私の中学からの友達。凄く愛嬌があり気さくで面白い。何より、ロリ系スタイルが可愛いのだ。

しかも、香りは柑橘系のシャンプー。

その香りで、香水を吸い込みダメージ受けてた体力回復、霊力も回復だい。

高校一年、四月十四日。
ブラック・デー(4/14)に生まれた私は、今日結構早めに16歳になった。

そんな浮足立つ私が、今の行為が伏線っなり明日の放課後には絶望に沈む事になるとはね、伏線回収の得意な私でさえも気付きはしなかった。