────2ヶ月前────

私はいつもの様にキャンパスと絵の具を持ち家に向かっていた。

時間は夜6時。春とはいえだいぶ暗くなって来ている。

「遅くなっちゃったなぁ・・・」


私はいつもの様に音楽を聞きながら道を歩いていた。

なぜ。


この時気付かなかったんだろう。


クラクションの音がした。

「えっ」


すると車が避けられない近さにいて─・・・


交通事故にあった。


相手は居眠り運転だった。

だが私も音楽を聞いていたため気付かなかったのも悪い。


幸い命に別状はなかった。

だが。


目が。


白と黒しか見えなくなった