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そして、結果は…




「う〜!!」



またしても、2位…



なんで?!なんでなの?!


しかも、悔しがっているあたしを見てククッと笑っているやつ…



栗城 絢都!!



これも、あたしがこいつをキライな理由の一つ。



いつも、いつもあたしをからかって楽しんでいる。


「ん〜桐島ちゃんにまたしても勝っちゃったなぁ♪」


栗城は、チャラチャラとアクセサリーをつけた腕をあたしの頭の上に置きながら嫌みったらしく言った。



あたしは、その腕を振り落とすと、スタスタと教室に戻る。




教室に行くなり、今年同じクラスになって友達になった友梨ちゃんが駆け寄ってきた。



「華ちゃん、スゴーイ!!学年2位だったんでしょ?」



彼女は、目をキラキラさせながらそう言ったけど、



あたしは、この結果に満足出来ていなくて素直に喜べなかった。