それでも、こうしてあなたの隣にいれることはとても幸せなこと。 「栗城、ありがとう」 「…ん」 いっぱいいっぱいありがとう。 好きになってくれて 好きでいてくれて あたしは幸せ者です。 「ありがとう…」 大切すぎて、大好きすぎて、言葉が溢れ出して 「好きだー」 あたしは立ち上がると、身を乗り出し、グラウンドに向かって叫んだ。 伝われ、あたしの想い。