「まさか、あの黒い化け物が・・」 「そう、あれが妖鬼。まあ、たまに人間に化ける時があるんだけどな。」 私はあの時出会った黒い物体を思い出す。 あれが妖鬼。 確かに見るに堪えない醜い姿をしていた。 あれが元々人間だったとは到底思えない。 「その妖鬼を造っているのは『朱麗』という美しい男で、こちらに連れてくる前にあなたが会った男です。」 と言われ、私はあの紅い男のことを思い出した。 てことは、あのまま手に触れていたら、私はとんでもないことに合ってたのかもしれないな。 .