「ここが『黄泉の森』、か。いかにもなんか出そうだな」 「本当・・・この中に妖鬼がいるかもしれないのね」 そんな二人の呟きを傍らに私は黄泉の森を目を細めながら見つめる。 いよいよ妖鬼と戦うのか・・・ だが、剣術はやってたものの、本気で戦ったことがない私に妖鬼なんか倒せるのだろうか? 今さら不安になってきた・・・ 「さっさと行くぞ」 狛のそんな一言にみんなが歩き出す。 その時、 「ぎゃあああぁぁあああ!!」 .