ショート・ミステリーズ!短編集その3

岸田のネームプレートが貼られたドアを見つけ、チャイムを押す由美。

――ピンポーン――

バタバタと部屋の中で歩く音がしたあと、ドアが開き、白いシャツにジーパン姿の岸田が顔を出した。

彼は右手を軽くあげた。「よっ、由美ちゃん。汚いけど、上がってよ」

由美は、ぺこりと頭を下げた。

「おじゃまします」