オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】




(そうなんだ……女性なら誰でもいいわけじゃないんだ)


あたしが内心で呟くと、アプレクターじいちゃんは憤慨して反論した。


《なあに言うとるか!儂のような清らかで善き存在を、さも邪心の塊の如く仰ることはまかりなりませぬぞ~!
儂はただ、0歳から130歳までのおなごが好きなだけじゃからの!
あの柔らかさや優しさは、到底雄には真似できぬからの~!》



…………



0歳から130歳までが許容範囲内って……。


節操なしもいいところでしょうが!!


それに、雄?


あんたらに性別なんかあるんかいな。


《重ね重ね失敬じゃいな!儂はおなごが好きじゃからして、雄になるのが自然の摂理というものじゃろが》


……なんか、アプレクターってのがどんどんわかんなくなってきたし。


それよりも、アプレクターじいちゃんは気になることを言った。


《産土麗子は確かに危険じゃが、あくまでも己の欲望に忠実なだけじゃな。じゃが、赤石とやらは危険な感じがするのう。コヤツは策謀の匂いがする》