オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】




あたしは昨夜の出来事を思い出して、メチャクチャ頬が熱くなった。


まるで、別世界にいたみたいな熱さと、砂糖菓子より甘い陶酔。


ナギは今までになく優しくていながら、どこか烈しかった。


少なくとも……想われてる。


ナギが言葉に出さなくても、あたしはそう確信出来た。


だから、あたしはもう迷わないよ。


ずっとナギのそばにいるから。


毒舌はムッとしたけど、あれはアイツの挨拶みたいなものだし。


あたしは自分が何も身に着けてないのに気付いて、慌ててシーツで体を隠した。


ベッドサイドに置いてある目覚まし時計を見ると、朝の6時半だった。


ナギ、今日は大学かな?それとも仕事?


どちらにしたって忙しいよね。


よし!とあたしは気合いを入れて、ベッドから勢いよく降りた。


ソファーに掛けた服を着て、簡単に髪を整えると、朝食作りに取り掛かる。


時間がないからご飯は炊けないけど、パンを焼いてベーコンエッグとサラダを作り、牛乳をマグカップに注いでおいた。