あたしはお礼にポケットからキャンデーをあげたけど、「ありがとー」と満面の笑みで言う瑛太君を抱きしめたくなっちゃう~!
「瑛太、お菓子はご飯食べてからね!」
そう注意するユリは、すっかりお母さんの顔になってた。
ちなみに娘の香澄ちゃんは、子ども好きなチカに即刻でかっさらわれてる。
「いいな~~ユリは、もう3人目がお腹にいるんでしょ?
チカも早く赤ちゃん欲しい~。ケン、協力してね?」
チカは香澄ちゃんをあやしながら、そんな大胆な事を言ってケンを固まらせてたけど、確かにチカとケンが子どもを連れていても違和感ないな。
チカの言葉にユリはからからと笑いながら答えた。
「そりゃあ傍目から見れば子どもは可愛いけどさ、歩くようになれば勝手にどっか行っちゃうし、言葉を覚えりゃ反抗するし、手が掛かってたまんないよ。
ま、それでも可愛いから許せるんだけどさ」
「糸織家の方はそろそろ許してくれそな気配なんでしょ?そうしたら、仙台にいくの?」
マリリンが訊くと、ユリは「今さらそれあり得ないから!」と言った。



