「さて、皆様方。ちょっとしたレクリエーションでもしますか」
ナギが声を掛けたからか、マモル君はパッと狩野さんのそばから離れたけど、後ろ向きでも耳は赤いまま。
……日焼けじゃないよね?
それにしても、ナギの声は絶妙のタイミングで聴こえたけど。
まさか、マモル君と狩野さんの様子を見て……じゃないよね?
もしそうなら、ナギは……。
あたしはチラリと狩野さんを見ると、ちょうど胸の辺りに目がいって、自分のバストと比べて人知れず落ち込んだ。
さっきナギはあたしをストレートバストと揶揄したみたいに、あたしの胸はやっぱり小さいから、ダメなのかなぁ?
《隙あらば、たあっ~ちじゃっっ!》
アプレクターじいちゃんの手が胸目掛けてみゅいんと伸びてきたけど、ぼ~っとしてたあたしはその対処に遅れた……。
……ら。
《ぶおっ!?》
アプレクターじいちゃんに何か飛んできて、それを口に含んだじいちゃんは手にとって見せた。
それは、随分と古びたトランプで出来た紙飛行機だった。



