オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】




どうやらあたしは、桜にぶつかって5分ばかり気を失ってたみたい。


思いっきりたんこぶが出来て頭がクラクラしちゃったけど。


あたしはどうしても絹枝さんに訊きたい事があって、博君とマモル君にお願いして少し離れてもらった。


その前にあたしの様子から気を利かせてくれたのか、マモル君は博君を虫取りに誘ってくれた。


あたしが絹枝さんばかりチラチラ見てたら、誰だって判るかな。


ちょっぴり恥ずかしくなったけど、あたしは気を取り直して絹枝さんと場所を変えた。


咲き誇る桜と、根には艶やかな薔薇の花。


その2つの花の側に来たんだよね。


あたしが絹枝さんに、「気分はどうですか?」と訊けば。「お陰様でとてもよろしいです。ありがとうございます」と、頭を深々と下げてきたから。

相変わらず謙虚なおばあちゃんなまんまで、ホッとした。

もしもまた発作が起きたら訊きにくい事かもしれないし。

とはいってもあたしもどう切り出せば良いのか解らなくて、言葉を選びながら両手を組んでる時。