なんだかみんな、来た道と同じ組み合わせで思い思いの場所に行っちゃったなぁ……。
あたしの側にはマモル君が居たけど。
ナギは木の幹に凭れかかって腕を組んだまま、目を瞑って微動だにしてなかった。
なんか近寄りがたい雰囲気があるけど。
でも、そんなの関係ない。
「渚さん、どこへ行きたい?」
マモル君が訊いてきたけど、あたしは「ちょっと待って」って彼に言ってナギの側に駆け寄った。
鼓動を鎮めるために胸を押さえてから、一気に言い切った。
「ねえ、ナギも一緒に来ない?人数は多い方が楽しいし……それに……」
「マモル」
あたしが思い切って声を掛けたのに。
ナギは友達を呼ぶと、あたしの方を一顧だにせず、さっさとマモル君の方に歩き去ってった。
………
な、何なのよ!
何だかあたしにシカトこいてくれたような気がしましたけど!?
ナギはマモル君とふたことみこと話した後、サッサと歩き出した。
「渚さん!早く来て」
マモル君がそう言って手招きしてくれた。



