オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】




あたしもお母さんの介護で近い状態を経験したから、その点は十分に気をつけた。


ピクニックと聴いた絹枝さんが取り出した服は、前と違って地味な服。

よくお年寄りが着ている、グレーや濃い茶色やネイビーと言ったものばかり。


「だめですよ!せっかくの気持ちいい晴天の下なんですから。
お年なんか関係ありません。
女性ならそれだけで素晴らしく輝く存在なんですから、ご自分から慎ましやかにする必要なんか全くないんですからね」


あたしはそう言うと、絹枝さんのタンスから型は古いけど花柄のワンピースを取り出した。

ホワイトをベースにして、淡いピンク色の桜や紅梅が配されて、絞り染めがされてた。


丈が短いから腰が曲がった絹枝さんにも着られるし、長袖だから花冷えもしないだろうし。


その上からあたしが持ってきたベージュのニットカーディガンを羽織ってもらい、一応準備してきたメイク用品で口紅と頬紅をして完成!

靴も皮のサンダルで足に負担にならないデザインを選んでおいた。