オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】




あたしがどう断ろうか考えあぐねてると、静江おばあちゃんの声が飛んできた。


「杏子ちゃんは玉子焼きを作ってちょうだい。
涼花さんはそのおにぎりを包んで、みんなを起こしてきて。
後はわしと杏子ちゃんでやるから。
ずいぶん助かったよ、ありがとうね」


静江おばあちゃん、ナイスフォロー!

素直な涼花さんはわかりました、と何の疑問もなさげに色とりどりのおにぎり(?)をアルミホイルに包み込んで、食堂から出てった。


「わさびときな粉大好きだからって、わさび醤油きな粉おにぎりなんてありかね?」


新しくおにぎりを握りなおしながら、静江おばあちゃんはため息をついた。


そ、それはまた……


新しい味の発見かも。


色とりどりのおにぎり8個は一体どう処分しようか、とあたしは悩む羽目になったけど。


おにぎりは静江おばあちゃんが握って、あたしは鶏の唐揚げとボイルウインナーと玉子焼きを作る。


ナギ、喜んでくれるかな。とあたしはいつもより気合いを入れて作ってみた。

美味しいの食べさせてあげたいな。