オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】




……な。


な……な……


なんですってえぇっ!!

あまりの言いぐさにあたしが二の句を継ぐ前に、ナギは涼花さんたちに向かって微笑んだ。


「皆さんはどうぞごゆっくり滞在をお楽しみください。
お部屋は好きなものを使っていただいて結構ですが、先ずはひと息休憩致しましょうか。

おい、ミドリガメアタマ。
さっさとお客様にお茶を出せ。

それから、部屋を掃除して整えた後に夕食の支度をしろ。
それから温泉の様子を見て、荒れているようなら整えてこい。
皆さんは長旅でお疲れなのだから、もたもたするな」


「そ、そんなに1人では大変です。別荘に招いたのは私たちなんですから、お世話しなければならないのは私が」


「そうだ。渚さんをまた家政婦代わりに使おうってのか?
女の子ひとりにその仕事はあまりに酷いじゃないか」


涼花さんとマモル君があたしを庇ってくれたけど。


「これはコイツと俺の契約。他人には口出し無用に願いますよ」


ナギは鋭く厳しい視線と言葉で、ピシャリと2人の口を封じ込めた。