親類縁者はみんな、あたしを冷たく突き放したけど。
あたしの境遇に同情して、温かく見守ってくれる人もいた。
お母さんが働いてる時に預けられた保育園時代には、静江おばあちゃんとニホンリスのミクが。
小学校に上がってからは、チカとケンとお母さんのお友達の加奈子先生が。
高校に入ってからは、ユリとマリリンが。
そして今は……。
いじけてばかりもいられないや。
あたしは独りじゃないんだから。
もしも静江おばあちゃんが同じ様な状態になったら、きっとあたしも何かしてあげたくなると思う。
血縁関係がなくっても、静江おばあちゃんは本当の孫みたいにあたしを可愛がってくれたから。
静江おばあちゃんのお家は、あたしにとってふるさとみたいな懐かしさがある。
静江おばあちゃんは時には厳しくあたしを叱りつけたけど、ぎゅうっと抱きしめてくれる時も同じくらいあって。
ご飯も食べたりしたし、一緒に遊んでくれたし、時には動物園なんかにも連れて行ってくれて、お誕生日やお祝いごとには必ず駆けつけてくれたし。



