オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】

……穴があったら入りたい。


たぶん、今のあたしはまさにそのど真ん中な気分。


穴がなければ、板でも段ボールでもいいです。


「だから先に声をかけてやったんだが。
お年寄りより遥かに鈍い恐竜アタマには無駄だったな」


冷ややかなナギの毒舌も耳に痛い……。


ってか……


「あんたのせいでしょうが~~!
どこの世界に女の子の頭をマジで花畑にする人がいるっての!!
お陰でとんだ大恥をかいたじゃない!」


頭から花を引っこ抜いて憤ったあたしが文句を言ったところで、いつもながらナギには馬耳東風。


「自分の不注意から勝手に赤っ恥かいただけだろう、ヒヒザルアタマ。
常に自分の状況や状態を把握していれば起こり得なかった事だ。
それより、客に茶くらいさっさと出せ。
おまえのカッコなどという下らん話題でムダな時間を使うつもりはない」

「あの……素敵な生け花だと思いますわ。
頭に生けているのは初めて見ましたけど……なかなか新鮮で斬新で。
そこはかとない奇抜さが非凡な才能を見事に表現しているかと」