オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】




次にあたしたちが来たのは、中学の頃から利用してるブティック、「アクアクリスタル」。


店長の上泉瑠璃子さんは年が40位で、年相応に見えるけど。

あたしたち学生にとって、お母さんみたいな温かみのある性格をしてて。

各種学校指定の制服を扱ってる事もあり、このあたりの学生さんなら一度はお世話になった経験があるんだよね。


「なんであたしがナギに見せる為にブラなんか買わなきゃいけないのよ」


「キャンってば、いつまでもぶつぶつ言ってない。
ホラ、このチュニックなんか可愛くない?
パンツスタイルでも映えそうじゃん」


チカがグリーン調のコットンチュニックを、あたしの肩に合わせてきた。


「それだとキャンの顔が映えないわ。
やっぱりキャンには暖色系が合いそうだわね。
スェードのシャツにこのフリル付きボレロを合わせた方が、春らしくていいわよ」


マリリンが何着も鏡の前であたしに合わせてみたら。


「そう?杏子ちゃんならアンサンブル風のシャツとこの花柄をあしらったレギンスが合うと思うわよ」