オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】




流石に下着専門店だけあって、同じサイズでも色んなデザインやブランドがあって迷っちゃう。

とりあえずベージュのスポーツタイプと白いレースがあしらわれたノンワイヤータイプを選んでみた。


「あら、キャンったら。そんな子どもっぽい下着はダメよ」


向かい側からマリリンがあたしに声を掛けてきたけど。


「だってどれがいいのか解んないし。
ブラだけに1万円も出すのはやっぱり高いよ」


あたしが素直に言うと、仕方ないわねえとマリリンはあたしの居るコーナーまで来てくれた。


「いい?下着は女性のファッションの一部なのよ。
見せる機会がなくても、意識的にステキでファッショナブルにしておかなきゃいけないわよ。
これは意識の問題だけど……。
人に見せないからって家の中の見えない部屋を散らかしておくか、それとも普段からきちんと整えるのかのと同じよ。

女性だからこそ、見えない部分にこだわるのが本当のオシャレなの。
ましてや、キャンはもう見せる相手が居るじゃない。
ならなおのこと綺麗に魅せなきゃダメよ」