マリリンの率直な言葉は、耳に痛いどころじゃなくて。
あのパーティー以来、あたしが心の中で漠然と感じていた全てに真っ直ぐに突き刺さった。
マリリンはいつもこうやってあたしたちに、キツいけど現実を見据えた真剣な言葉をくれる。
あたしは直ぐに二の句が継げないくらいに、マリリンの出した言葉に動揺してた。
その場であたしが今まで感じていた全てを語ろうとしても、たぶんそれはひとつの言葉に集約されてしまうのかもしれない。
今まで見てきた物語ならば、きっとそうなってしまう。
産土探偵事務所で働きだしてから半年……。
ナギの自分勝手さや毒舌にはムカついたし、仕事も大変だったけど。
あたしはナギの側にいて幸せだったし、楽しかった。
ナギとの日常は、もう毎日のサイクルの中に組み込まれてて。
ずっとこうやって続いていくんだ、それが当たり前だと思う子どもっぽい根拠のない自信と。
ナギはいつかは自分から離れてゆく人なんだ、という現実的な絶望感の間で揺れ動いていて。



