オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】




あたしが話を振ると、チカはケーキを頬張ったまま頷いた。


「チカ、カレシの前でそんな食べ方しちゃダメよ。
東京には同い年でもこっちよりオシャレで可愛くて大人っぽいコなんていくらでもいるんだから、チカもその子どもっぽいところを直さなきゃね」


マリリンは相変わらず辛口アドバイスをくれる。


でも、確かにマリリンの言うことに間違いはない。


あたしが東京に行ったのは中学校の修学旅行1回だけだけど、自由行動の時に行った新宿とか原宿とか。

ホントにちら見しただけだけど、制服は高校生なのに女の子はみんなスゴく大人っぽくて圧倒されちゃった。

その時に同じ班にチカもいたし、お互いにスゴいねって言い合ったから。
チカも覚えてるはず。


「もしかしてゴールデンウイークに会いに行くの?」


やっぱりマリリンの言葉を気にしたのか、フォークを置いちゃったチカにあたしは訊いてみた。


「チカはそのつもりらしいけど。今から宿を予約して取れるか分かんないわよ」

マリリンがチカに代わって答えてくれた。