オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】




あたしは炭酸飲料の缶を置くと、くつろいでいた足を揃えて座り直した。

膝の上で両手を組んで置き、2人の顔が見られなくて息が詰まりそうにドキドキした。


わかんない。


あたしのこの気持ちは何なのか、なんて言えばいいのか。


あたしの様子がおかしいのに気付いたのか、ユリもチカも黙ったから。


思いっきり空気が盛り下がっちゃった。


でも……


視界の端で目と目を交わしあうユリとチカの姿がぼんやりと確認出来たけど、あたしはなぜか体の震えが止まらなかった。


2人に自分の気持ちをぶっちゃけるだけなのに……。


なんで……


なんでこんなに怖いの?


なんでこんなに緊張するの?


どうして……


あたしは、言葉が出せないの?


友達とだとおしゃべりなあたしが、たった初めの一言をどう切り出そうか分からなくて。


頭が真っ白になってた。


……そのうちに。



瞼の奥が熱くなって。



そこから透明な滴が、ぽたりぽたりと落ち始めた。