あたしの話にチカも乗ってきた。
「うん、ケンなら言ってくれるよ。
チカはケンを信じるもん。
この前のコトもチカを守ってくれるためにしてくれたんだよね。
でも赤ちゃんかあ……
いいなぁ。チカも早く欲しいよ」
「でもさあ、東京の大学行くなら卒業するまであと6年はあるじゃん。
そんなに待てるの?」
あたしがそう言うと、チカは仰向けに寝そべりながら考えこんだみたい。
「大学生なら学生結婚って手もあるっしょ!
ウチのダチのひとりがさ、ちゃんと大学を卒業するって条件で許してもらった場合もあるからさ。
チカもいざとなったらそうできるように、バイト頑張ってお金貯めときなよ。
学生結婚するとだいたい親が冷たくなって仕送りとか期待出来なくなるから、今から準備しといてソンはないって」
さすがに交友範囲が広いユリ。いろんなコトを知ってるな~。
チカもユリのアドバイスを受けて、そうだねと頷いた。
「ケンにアパートを借りてもらって、一緒に住もうかな」



