オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】




「だ、大丈夫っしょ!チカが言うと洒落にならんもん。
大人しい顔してチカってば、去年の夏休み前にゾクのヘッドん家まで怒鳴り込みに行ったもんね……
ヘタすりゃジュンの顔の形が変わっちゃうから」

そうなんだよね。

あたしが小学校の時イジメから初めて庇ってくれたのはケンだけど、後は友達になってくれたチカが守ってくれたんだよね。

時には体格が倍近い男の子と取っ組み合いのケンカもしたり、女子同士の悪口合戦でスゴい言葉の応酬でやり込めたり。

あたしをいじめた相手の家に怒鳴り込んで、親子一緒に謝らせたり。

中学生の時も、男子の不良グループ相手に何度も勝負仕掛けて結局勝ってるし。


とにかく、チカを本気で怒らせるとめちゃくちゃコワいんよね。


あたしは空気を和らげるために、チカに話題を振った。


「そういうチカだってさ、離れてもケンとはラブラブじゃん。

もしチカに赤ちゃんが出来てたら、ケンだって同じように言うこと間違いなし!
まったく、当てられっぱなしで暑い暑い!」