「ちょっとナギ!
今日は夕方まで大事な用事があるって言っておいたでしょ!」
「予定では確か5時とカビを生やしたナマケモノがほざいてた気がするが。
さて、どこぞのゴマ豆腐アタマがもうろくしただけか。
原子時計に忠実な電波時計がさす今の時間は5時45分だが、数字も読めない豆腐アタマには時間の概念もないか」
さすがにチカもあたしの手を掴んだまま、固まってた。
そりゃあ……
口汚い男の子は最近多いけど。
こんな毒舌を平然と繰り出すヤツなんて、めったにいないからだよね。
悲しいコトにあたしはこの半年でコイツの毒舌に耐性が出来つつあるから、呆然とする隙なんて作らない。
「あのねえ!
仮にも友達がそばにいるんだから、もうちょっと気を利かせてよ!
ただでさえカレシと遠距離でツラい時なんだから」
「ほう、それは失礼いたしました。
だが、紅葉アタマには一生そんなものが出来ないだろうがな。
こんな珍妙な品、鑑定団に出せばマイナス1億くらい値がつくだろう」



