オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】




あたしたちは思わずユリを抱きしめたり、背中を軽く叩いたり。

とにかく大はしゃぎで、隣の部屋から看護士さんたちが何事かと不思議そうな顔を出す位だった。


「妊婦さんはまだお若いですけど、もうすぐ17になる割には体がしっかりしてますから、胎児の発育も順調ですよ」


産婦人科医さんは超音波で見られるエコー検査画像を、あたしたちにも見せてくれた。


ブラウン管に映し出されたぼんやりと見える赤ちゃん。


まだ数センチの大きさしかなくて、頭がおっきい割には手も足も小さくて。


だけど……


小さいけど、ちゃんと心臓が動いてる。


生きてるんだ……。


ユリの胎内で、確かに新しい生命が宿ってるんだ。


ジュン君とユリの愛の結晶だね。


離ればなれになった時期の方が長かったけど。


こうやって新しい生命を授かったんだもん。


きっとこれからは、ずっと一緒にいられるよね。


よかったね、ユリ。


おめでとう。


あたしは心の底から友達を祝福した。