「そんな心が解らないなら、二度と呼吸しないでください!
あなた達が吸ってる空気の酸素だって、たかがと蔑む森が作ってるんですからね!」
あたしは声を限りに叫んでた。
お腹の底から。
護りたかったから。
懸命に生きる生命たちを。
あたしへの非難や侮蔑なんてどうでもいい!
たかが木の一本だって、変わるものはこの世に何もないんだから。
一気に叫んでから、息が切れた。
周りは多少ざわめきも残ってたけど、なぜか静まり返ってて。
何千人いる招待客の大半が、あたしを見てる?
なんでかと思ったら……
アプレクターじいちゃんが、よりによってマイクをあたしに向けてた……
《ほっほっほ。どうせならと思い、急遽持ち出したんじゃ。どうじゃ、スッキリしたろう?》
「な……なんて事すんのよ!!」
あたしがゲシゲシとアプレクターじいちゃんに蹴りを入れてると、大きなどよめきが起きたから、顔を上げると。
いつの間にか、あたしの目の前にナギがいた。



