オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】




ライティングの効果もあったかもしれない。


会場の煌びやかさも多少は演出になったかもしれない。


でも。


それでも。


壇上に現れた2人は別世界にいる、まるでこの世ならぬ天上人のように。


秀麗で秀美で艶麗で。


清楚で善美で壮麗で。


端麗で楚々として優美。


万の言葉を尽くしても、きっと言い表せない。


美しさの全てを兼ね備えた2人は、嫉妬すら起こす気も起こさせない完璧な神聖ささえ感じさせて。


あちこちからため息が漏れるのも仕方ないよね。


ナギ、やっぱりキレイだよ。


ハンサムとかイケメンとか、そんな範疇を超えちゃってる。


白い礼服を着たナギは、やっぱり白い和服を着た命さんの手を引いて。


……お似合いすぎだよ。


やっぱりあなた達は、あたしと住む世界が違う。


見納めにすれば、いい夢のようで。


こんな綺麗な夢のような幕切れなら、いい思い出になる。


明日からはまたいつもの毎日に戻るだけだから。