オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】




博君猫の頭にジャストタイミングで紅葉が当たっちゃった。


それだけなのに、博君猫は一度ひっくり返って。
ポン☆と軽い音がしたかと思うと、混ざり合ってたはずの博君と黒猫が一瞬で布団の上でのびてたから。


やっぱり紅葉……

御神木さまの力なんだよね。



明日から学校で、静江おばあちゃんを誤魔化すのもそろそろ限界だったから、その晩に博君を加藤家に帰せてホッとできた。


マモル君にもいろいろ感謝してる。


大したことないよ、と彼は言ってくれたけど。


「映画はまた考えさせてください」


あたしが頭を下げながらそう言った時の、彼の寂しそうな笑顔が忘れられない。


あたし、もしかしたらマモル君にすごく悪いことをしているのかもしれない。


自分でもどうしてかなんて解らないけど。


マモル君とお付き合いするとか、そんな自分の姿はどうしても想像出来なくて。


あたしはお友だちだけのお付き合いのつもりなのに、やっぱりいろいろと誤解されるような事をしちゃっているのかも。