「あの……あたしが縁があるってのはどういう?
あたしが御神木さまにお会いしたのは初めてのはずですけど」
《まだ自覚がないのも無理はないか》
御神木さまはため息を着きそうな口調で言うと、一度言葉を切った。
あたしは意味がさっぱり分からない。
確かにあたしはこの町がある市街地には何度か遊びに来たけど、御神木さまのあった区域に近づいたのは依頼があってから初めてで。
親類縁者もこの町には関わりがなく、とてもじゃないけど縁があるなんて言えないとは思うけど。
でも……
あたしの思惑をよそに、御神木さまはとんでもない告白をした。
《そなたは紅葉の君の生まれ変わりなのだから。青き目を受け継ぐ少女よ》
……あたしが
紅葉の君の生まれ変わり!?
「そ……そんな冗談……真面目に言わないでくださいよ!」
あたしが弱々しい声で反論しても、どこか虚しい響きがあった事は否定出来ないと。
あたし自身の魂が言っていた。



