なんやかんやあって、村田家のあるレインボーハイツを訪れたのがお昼どきになっちゃった。
訪れる前にマモル君のケータイを借りて在宅確認をしたら、美絵さんから今日はお休みだからいつでもいいと言われて、胸を撫で下ろしたけど。
午前中に約束してたのに、午後になっちゃうなんて。
待たせちゃったかと思えば、なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいで。
あたしはマモル君をせっついて、なるべく早くレインボーハイツに着くように急いだ。
その日の黒きアプレクターは、先日視たモノと同じかと目を疑いそうになるほど違ってた。
凶々しさは変わらないけれど、なんていうんだろう。
濃さというか、密度が違うというか。
ともかく、ほんの少しだけだけど、黒きアプレクターたちが少なくなっていた。
まさか、日光に当てられたからじゃないよね?
レインボーハイツの101号室を訪ねようと、あたしが階段口から上がろうとしたとき。
色々と考えてぼうっとしてたからか、数段目で誰かと激しくぶつかっちゃった。



