あたしが問いつめても、チカはしれっとした顔で答えた。
「みんなやってるコトじゃん。
それより、キャンには関係ない話でしょ?
どうしようがあたしの勝手でしょ!
だいたいあんたたちはケンの浮気を知ってて、チカに教えもせずに陰で笑いあってたんでしょ!
オトコを寝取られたマヌケな女だっ……て」
激しく叩きつけられたチカの声は、あたしが思ってた以上にチカが悩み苦しんでる思いが、傷ついた心が滲み出てた。
「それは……みんなチカを思ってたから黙ってたんじゃ」
あたしが言い訳のように小さく呟くと、チカはいきなり甲高い声で笑い出した。
「とんだ友達もあったもんだよね!本当にチカが大切なら、教えてくれるのが友達でしょ!
あたしに隠れてコソコソ言い合うなら、侮蔑して笑ってるのも一緒じゃん!
なんであたしが2人を見る前に、誰も教えてくれんかったの!?
あの時のチカの絶望感がわかる!?
全校生徒は知ってるのに、当のチカが知らなかった。
ケンと友達に二重に裏切られた気持ちだったんよ!」



