オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】




お願い神さま……


ナギの苦しみや痛みを、あたしに少しでも分けてください。


彼の苦しみが軽くなるように。


これ以上苦しむナギなんて見たくない。


あたしが……


あたし自身が苦しむより何倍も辛いから。


身を切られるような辛さが、こんなにも痛くて苦しいものだとは思わなかった。



どうしてか知らないけど、生き物の生命を助けたナギは、こうしていつも苦しんでたんだね。


ひとりぼっちで……


あたしは、涙が止まらなかった。


ナギは冷たくなんかない。


冷酷非情じゃない。


誰よりも優しくて、生命を愛しむ人だった。



だから……



だから?


そこまで思ってあたしはハッと我に返った。


あたしは……


なに?


その先にあるものは……


微かな戸惑いと恐れを抱いたあたしは、それ以上考えるのを止めた。


きっと踏み込んじゃいけない領域なんだから……


しばらくすると、ナギの息も落ち着いて顔色も良くなってきた。