びっくりしちゃった。
マモル君にもこんな一面があったなんて。
マモル君の言葉は半分以上はったりに近いけど、確かにあたしはちゃんとした所員なんだから、依頼を受けたって構わないはず。
マモル君はなんの淀みもなく言い切ったものだから、登さんの胡乱な目つきは少しばかり改まって、ちょっぴり疑いはあるけどひとまず信じようって気になったみたい。
「……そうでしたか。それは失礼を致しました」
登さんはお詫びを述べると、やっと依頼の詳しい話を聴ける段階になった。
話といっても取り立てて目新しい事柄はなくて、先日のお話を繰り返し聴かされただけ。
ただ、驚いたのは。
「必要経費は全てこちらでお支払いしますが、ひとまず1日あたり10万ずつお支払いしましょう。
前金としては1000万ほど用意してあります。
成功報酬は日数にもよりますが、およそ1億ほど考えてますが。
不足があれば随時お支払いします」



