あたしはマモル君に、事のあらましを全部説明した。
アプレクターのこと。
この事務所の本当の仕事内容。
あたしの力のことも、包み隠さず全部打ち明けたら、マモル君は納得顔でこう言ってくれた。
「俺も何となくだけど薄々は気付いてたよ。
ナギの友達を13年もしていればね。
あいつは何も言わないけど、危ないことをしてきた、って思えてならなかったからな。
大怪我をしてうちの病院に運ばれるのもたびたびでね。
だから、何かあるなって思って相談に乗ろうとしても、この事だけは何があっても貝みたいに口を閉ざして喋らなかったから。ようやく納得できたよ」
確かに、あたしが初めて遭った事件でのナギの対応は、手慣れたものだった。
あの恐ろしい姿のアプレクターたちには微塵も動揺せず、淡々と戦い浄化してた。
その強さも半端じゃなく、その戦いなれた様子は修羅場を潜り抜けてきた、絶対的な自信が漲ってた。
つまり、ナギはあたしと会う前から、たった独りで恐ろしい戦いに挑み、無数のアプレクターたちを浄化させてたんだ。



