《ならばついでに!たあ~っちじ……じあごぐめじょッ!?》
そんな行動パターンなどとうにお見通しのあたしは、伸びてきたアプレクターじいちゃんの手を思いっきり踏みつけてやった。
《外におるのはわしと同じ、善き清き存在じゃな。
それは猫に憑いておる。
猫は子どもとチーズ争奪戦を繰り広げておるな。
もう1人男がおってそれを諫めようとしておるが、四苦八苦しておる。
ちなみに、昨日貴殿と共に皇家に来たやつじゃ》
マモル君がいる……!
あたしはホッとしたけど、ひとまずその博君と猫の争いをやめさせなきゃ、と思ってドアを開けることにした。
《あ、これ!今扉を開けるなら細心の注意が必要じゃぞ。
わしと同じ清らかな存在は今、憑いてる猫の感情と同化して憤っておる。
この場にわしもいることだし、何が起こるかわしにも予測がつかんのじゃ》
アプレクターじいちゃんの言葉に一応耳を傾けたあたしは無言で頷くと、ドアノブを掴んで内鍵を外した。
そして、ドアノブをゆっくりと回し、ドアを押し開けた瞬間。



