マモル君は落ち着いた雰囲気と外見から、よく20代の青年と間違われるから。
利用するようで気が引けるけど、彼ならきっと大丈夫だよね。
あたしは早速カバンからアドレス帳を取り出し、マモル君の携帯にかけようと受話器を持った。
そのとき。
裏口のドアがガタガタと激しく揺れたから、思わず受話器を取り落としちゃって。
もう引き払う催促がきたの!?
あたしは足音を忍ばせながら、裏口のドアにそろりと近づいた。
のぞき穴からのぞいてみればまた激しくドアが揺れ、見えたのは真っ暗闇?
《ふああぁ……何じゃ?せっかく気持ちよく眠っておったに、随分と同朋が騒いでおるようじゃ》
アプレクターじいちゃんがあくびらしきものをしながら起きてきたけど。
どうりでずっと大人しかったハズ。
……といいますか。
あんたら睡眠まで取るんかい。
《失敬な!わしはこれでも健康には気を使っておるのじゃぞ!
ちなみに朝は起きたらラジオ体操第一のあとに一杯の牛乳をキュッと飲むのが最高じゃな》



