オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】




あたしの目から見れば、2人とも真剣そのもの。
ふざけたり冷やかしだったりする様子はないし。

きっと心底いい人たちなんだろうな。


美絵さんと同様に、視た限りではアプレクターがいる様子もないし。


……だけど。


あたしは一応必要最低限な事柄だけ訊いて、所長と協議の末ご連絡します。
とお話しして2人にはひとまず帰っていただいたんだけど。


「貴重なお時間を使わせてご迷惑をお掛けいたしまして、誠に申し訳御座いませんでした。
それではよろしくお願いいたします。
些少ながらどうぞお納めください」


2人とも深々と頭を下げて丁寧に挨拶をし、今日の相談料として包みを置いていったんだけど……


あたしひとりになった後に包みを解いたら、出てきたものは。

いち……

じゅう……

ひゃく!?

…………


しかも札束を包んでたのは、フランス語らしきブランド名のシルク製スカーフ。

なんとも品のあるデザインで、色使いも華やかで。

こういうのはひとつほしかった……
じゃないでしょ!あたし!!