オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】




俺は躊躇うことなく杏子の肌を包んでいたバスローブを開くと、杏子の身体を強く抱きしめ、肌と肌を重ね合わせた。


杏子の熱が少しでも俺の身体に移るよう願いながら、思いを込めながら、離した唇を耳たぶに強く押し当てた。


……やはり、そこだけでもひどく熱かった。



ここから熱を移す……か


肌を軽く吸えば、杏子の唇から吐息とともに微かに声が漏れる。


それはどうしてか頭の熱がさらに増すようで、微かな恐れを感じた俺は唇を離し、次は首筋に当てる。


そのたびに俺の中の熱は高まっていたが、これはいったい何なのか理解できない。


次に杏子が唇から抗いの声を出したとき。俺の中の何かが堰を切り、激流よりも強く理性や冷静さを押し流していった。