オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】




「人前や公の場では貞淑で優しい母親面しながら!!
今もどこぞの男とお楽しみ中だろうよ。
あの魔性女の姉妹だとて同じ。
まだ小学生だった俺を誘う叔母なんぞ、世界の何処にいる!?
知ってるか?
産土本家の魔性姉妹はな、全て父親が違うんだぞ。

おまけに祖父の血を引く実の子はいないときたもんだ。

籍こそ父親は全て祖父になってるがな。

淫乱な祖母が愛人の子を祖父の子と偽り、正嫡子として籍を入れたのさ。
おまけにその魔性姉妹も、揃いに揃って男狂い。
従兄弟は10人以上いるが、全員父親が違うのは容姿や顔だちから誰が見ても明らかだが。

これも全員正嫡子として立派に戸籍に登記されてるんだぞ!!

あまつさえ年がら年中朝から深夜まで、本家の女どもは男を引き込んで、家中からきこえるのは喘ぎ声のフルコーラス。

そして、飽きたらゴミ箱にゴミ屑を棄てるように、身ひとつで男を放り出す。

そんな魑魅魍魎の跳梁跋扈する伏魔殿で6歳まで育った俺の気持ちが、おまえなんぞに判るか!!」


―どうして


どうしてこんな女に


俺は。