オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】

でも、あたしは信じてた。

きっとお父さんが帰ってきてくれて、こんな理不尽な状態にいつか終わりがくるって。


静江おばあちゃんもそう励ましてくれたから、信じて毎日毎晩耐えて。


お父さんが帰ってきてくれるのを指折り数えながら待ち続けた。


だけど、お父さんの代理人っていう弁護士さんが現れて、結局家庭裁判所の調停で離婚が成立したのが、その1年後だった。


お父さんはあたしを嫌いでも、あたしはお父さんが大好きだったのに。




小学校1年の時だった。

あたしはお母さんのお使いでスーパーに急いだ。


確か夏だったから、日が暮れてなくて明るい時間帯。


あたしはその帰り道、重い袋を一生懸命に運んでたとき。


40歳くらいのひとの良さそうなおじさんから、駅までの道を尋ねられた。

地理に不案内だから、良かったら助手席に乗りながら教えてと頼まれて。


どことなくお父さんに似てたその人の車に思わず乗ったあたしは。


違う方向に連れて行かれて、山道の車の中で性的なイタズラをされた。