あたしが荒い息でナギを睨みつけると――
その淡い瞳を見据えた途端、ヤツの声が心に響いた。
《そうだ。そのまま陰の呪縛を解け》
あたしはこの感覚を必死の想いで掴み取る。
確か、ナギと初めて逢った時にあった不思議な事は。
鬼や大蛇があたしの思った通りに動いたり、睨み合いで静止したコト。
あたしはちりちりと燃えさかり暴れまわる感覚と熱い体を抱きしめ、歯を食いしばりながらその感覚を制御しようと息をついた。
ナギから目を離すと、伸びた陰の先をキッと睨みつける。
(離しなさい!!)
そう力を込めて心の中で言った。
さもなければ消滅させる――
えっ!?
あたしが心中で命じた直後、陰はするりとほどけて後退し、あっという間に博君の影と同化する。
「やった!助かったぞ!」
男性の声で気がつくと、叔母さん親子は3人とも岸に上げられ、緊急処置を施されていた。
マモル君がまた適切な処置をしたお陰でみんな息を吹き返した。
その淡い瞳を見据えた途端、ヤツの声が心に響いた。
《そうだ。そのまま陰の呪縛を解け》
あたしはこの感覚を必死の想いで掴み取る。
確か、ナギと初めて逢った時にあった不思議な事は。
鬼や大蛇があたしの思った通りに動いたり、睨み合いで静止したコト。
あたしはちりちりと燃えさかり暴れまわる感覚と熱い体を抱きしめ、歯を食いしばりながらその感覚を制御しようと息をついた。
ナギから目を離すと、伸びた陰の先をキッと睨みつける。
(離しなさい!!)
そう力を込めて心の中で言った。
さもなければ消滅させる――
えっ!?
あたしが心中で命じた直後、陰はするりとほどけて後退し、あっという間に博君の影と同化する。
「やった!助かったぞ!」
男性の声で気がつくと、叔母さん親子は3人とも岸に上げられ、緊急処置を施されていた。
マモル君がまた適切な処置をしたお陰でみんな息を吹き返した。



