あたしより体が小さい博君の影は、当然あたしより大きい筈はないんだけど。
揺らめく水面に投影された博君の影は……
あたしより遥かに大きく、長く伸びていた。
それも、その形は人のそれじゃない。
気のせいかもしれないけど、ライオンとかトラとか……もしくは狼か。
そんな猛獣に限りなく近い。
それも、その影は水面の揺らぎに合わせて動いてない。
まるで、各々が意志を持っているが如くに。
……これはなんなの!?
また、あたしにしか視えない陰!?
「杏子お姉ちゃん!!」
あたしの考えを中断させたのは、博君の声だった。
博君はいきなりあたしにしがみつき、ぶるぶる震えてスカートに顔を埋める。
「どうしたの?怪我でもした?」
あたしの問いかけに博君は激しく首を振り、体をずらしながら震える手である場所を指差した。
その先を追っていくと、マモル君を通りこして池に入った中学生と小学校くらいの兄弟っぽい男の子たちに行き当たった。
こちらから10mは離れてるけど。
揺らめく水面に投影された博君の影は……
あたしより遥かに大きく、長く伸びていた。
それも、その形は人のそれじゃない。
気のせいかもしれないけど、ライオンとかトラとか……もしくは狼か。
そんな猛獣に限りなく近い。
それも、その影は水面の揺らぎに合わせて動いてない。
まるで、各々が意志を持っているが如くに。
……これはなんなの!?
また、あたしにしか視えない陰!?
「杏子お姉ちゃん!!」
あたしの考えを中断させたのは、博君の声だった。
博君はいきなりあたしにしがみつき、ぶるぶる震えてスカートに顔を埋める。
「どうしたの?怪我でもした?」
あたしの問いかけに博君は激しく首を振り、体をずらしながら震える手である場所を指差した。
その先を追っていくと、マモル君を通りこして池に入った中学生と小学校くらいの兄弟っぽい男の子たちに行き当たった。
こちらから10mは離れてるけど。



